便秘のおはなし その3
高齢者の便秘
高齢者の方も以下の要因で便秘になりやすい
とされています。
●筋力の低下
老化により筋肉が衰えると、腹筋力で
腹圧をかけて、便を送り出す力が弱まります。
若い方と比べると運動量も少ないことや、
介護を受けるような状態になると、ますます
運動不足になり筋肉の衰えが加速します。
●自律神経のバランス
自律神経には、交感神経と副交感神経とがあり、
これらは、たとえるとアクセルとブレーキの
ようなもので、一般的には緊張をすると
交感神経のはたらきが優勢になり、
リラックスすると副交感神経のはたらきが
優勢になります。
血管においては緊張状態で
交感神経が優勢になると、血管が収縮して
血圧が上昇します。
一方、腸管では交感神経がはたらくと
その動きは緩やかになりますが、
リラックスして副交感神経がはたらくと
活発に動くようになります。
副交感神経のはたらきは、年齢が上がるにつれて
低下することが明らかになってきています。
●食事、飲水量の低下
年齢とともに食事量も少なくなります。
喉の渇きも感じにくくなり、水分の摂取量も
少なくなる傾向になります。
便秘のお話 その4に続く
【過去の便秘の記事はこちら】
便秘のおはなし その2
女性は便秘になりやすい?
みなさんも普段の生活で女性の方が便秘を訴える
ことが多いことはご経験があると思います。
女性は以下の要因で腸管内に便がとどまりやすく、
その間に便から水分が過剰に吸収されてしまい、
便が硬くなることで便秘になりやすいと
考えられています。
●女性ホルモン
実は女性ホルモンである黄体ホルモンは、
大腸の動きを緩やかにすることがわかっています。
このため、黄体ホルモンの分泌量が多くなる月経前や
妊娠初期には特に便秘になりやすい傾向にあります。
●食事量が少ない
食事量も男性と比べると少ないですし、
極端なダイエットは、便の原料である食事繊維や
水分摂取の不足につながります。
●筋力が弱い
腹筋力も男性に比べると弱いために、腹圧を
かけて便を送り出す力が弱く、便が腸管内に
とどまりやすくなります。
●心理的な要因
家事や育児に追われ、多忙であることから
なかなかトイレに行けない、羞恥心から
人前でのトイレを我慢すること、なども
便が腸管内でとどまりやすくなります。
便秘のおはなし その3に続く
診察の順番まで車でお待ち頂けます
朝晩冷え込むようになってきましたね
しかし お昼はまだ暑かったり・・・
朝と昼の気温差で体調を崩されてないでしょうか?
10月に入り
咳や高熱で受診される患者さんも増えてまいりました
診察までの間 マスクをしていても 咳 や 鼻水 で
他の人の視線が気になる方もいらっしゃるとおもいます
高熱で待つのも疲れますよね
美馬内科クリニックでは 呼び出しベル をご用意しております
ご自分の診察の順番が来る前に
呼び出しベルにてお知らせ致しますので
診察まで気にすることなくご自分のお車でお待ち頂けます
ご希望があれば 病院内のベッドでお待ち頂くことも出来ますので 受付時にお申し出ください
便秘のおはなし その1
私って便秘かしら?
便は健康のバロメーターとも言われていますが、
便秘でお悩みの方が多いのも実際のところです。
ところが、便秘の治療では、糖尿病や高血圧などの疾患と比べると、
下剤の処方を受けるだけ、という型どおりの治療が
なされていることが多いようです。
便秘が原因でイライラしたり、うつや
不安など心理的に不安定な状態になり、
日常生活に支障を来される場合もあります。
そこで、今後便秘症について触れてみたいと思います。
数回に分けてお話ししますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まず、普通のお通じとは、どのようなものを指すのでしょうか?
個人差もありますが、一般的には、
1日3回から3日に1回程度が普通のお通じとされています。
1週間に便の回数が3回未満の方は便秘といえます。
さらに、
①便が硬い
②コロコロの便が出る
③いきまないとなかなか出ない
④便が残っている感じがある
⑤指でかき出したり、ウォシュレットで刺激して出している、
などの状態のうち
いずれか2つ以上にあてはまる方も便秘といえます。
便秘のおはなし その2に続く https://www.mima-naika.com/blog/1339/
QRコードで待ち時間も快適に♪
医療機関に行くときに、出来るだけ先生に早く診てほしいですよね?
また、自分の順番が来るまで、あとどのくらい時間がかかるのか気になりませんか?
そんな不満を少しでも改善するために、当院では今年1月より呼び出しシステムを設置しております。
受付時にお渡しするQRコードをスマホなどで読み取ることで、
前に何人待っているのか、あと自分の診察まで、何分あるのかがわかります。
車の中で、近くのコンビニへ、ちょっと銀行まで・・・など、
待ち時間を有効に、そして快適に使えるようになりました。
外出時と待合室に戻られたときに、受付に一言お声がけ頂ければと思います。
よろしくお願いいたします。
口腔内ケアでヘモグロビンA1cの数値が下がる?
蒸し暑い日が続いておりましたが、最近は随分涼しくなってきましたね。
おいしい食べものも増えてきて、食欲の秋がやってきました!!
しかし、おいしいものを食べようと思っても、お口の中が健康でないと
おいしく食べることができません。
これを機に、お口の中を見直してみませんか?
近年、糖尿病と歯周病は密接な関係があると言われています。
定期的な口腔内ケアや、歯周病治療をすることで、ヘモグロビンA1cの数値が下がることも報告されています。
歯周病がある人は、糖尿病の治療が困難になりやすく、
糖尿病がある人は歯周病になりやすく重症化しやすい傾向にあります。
美馬内科クリニックでは「口から大腸まで。トータルケア」を目指しております。
まずはじめの試みとして
当院洗面所に液体歯磨きを設置致しました。
診察までの待ち時間の間にも、診察後のお出かけ前にも
ご自由にお使いください。
皆様とともに健康な毎日がおくれますよう
これから色々なことを一緒に考えていきましょう!
クラーク制を導入します。
9月1日から本格的にクラーク制を導入しました!
診察室に机を増やし レイアウトも一新しました。
クラークの仕事は 医師の負担となっているカルテ入力をサポートすることです。
医師が今まで以上に 患者様と向き合い 丁寧にお話をお伺いし
医療の質を上げるとともに
患者様をお待たせすることなく 効率よく診察が進むよう 努めて参りたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
これからがシーズンです
皆様、台風10号の被害はありませんでしたか?
当院も、駐車場に飛ばされてきた葉っぱの片づけに、朝から追われ大変でした(院長談)
発生してから1週間以上かかり徳島を通過していきました。
おかげで阿波踊りも2003年以降16年ぶりに2日間中止となり、
Uターンラッシュなど各地で影響が出ました。
しかしこれからが台風シーズンです。
自治体より避難の通達があれば、早めの避難をこころがけましょう。
熱中症は予防が大事です!
熱中症は、気温が高いなどの環境下で、体温調節の機能がうまく働かず、
体内に熱がこもってしまうことで起こります。
熱中症は、命に関わる病気ですが、予防法を知っていれば防ぐことができます。
熱中症を防ぐ為に、日常生活の中では、次のようなことに気をつけましょう。
1.屋外では、日傘をさしたり、帽子をかぶったりしましょう。
また屋内での熱中症を防ぐため、扇風機やエアコンを使って暑さを避けましょう。
2.汗を吸収してくれる吸水性に優れた素材の服や下着を着ましょう。
太陽光の下では、熱を吸収して熱くなる黒色の衣類は避けましょう。
3.暑い日には、知らず知らずのうちに、汗をかいているので、
こまめに水分を補給することが大事です。スポーツドリンクや、塩飴などで、
水分とともに塩分も補給しましょう。
4.日頃からウォーキングなどで汗をかく習慣を身につけておくと、夏の暑さにも
対抗しやすくなり、熱中症にもなりにくくなります。
これらを参考にして、十分な対策を行いましょう。