その不調、”栄養不足”かもしれませんー分子栄養療法のすすめ①
「検査では異常なし」と言われたのに、なかなか良くならない体調不良。
便秘、下痢、胃もたれ、ガスがたまりやすい。...さらに疲れやすさや、眠りの質の低下、肌荒れ、ニキビなど
こうした症状の背景に**【栄養の偏りや不足】**が隠れていることをご存じですか?
🔶分子栄養療法(オーソモレキュラー療法)とは?
体に必要な栄養素(ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪酸など)を適切な量・バランスで補い、細胞レベルでの働きを整えることを目的とした医療です。
薬だけではアプローチしきれない「慢性的な不調」「体質改善」に力を発揮します
🔶なぜ”栄養不足”が起きるのか?
現代の食生活ではカロリーは十分でも「本当に必要な栄養素」が不足しがちです
さらに、ストレス・加齢・胃腸の不調などによって、栄養素の消化吸収そのものが低下していることも多いです
その結果、
・胃腸症状がなかなか良くならない
・疲れがとれない
・薬を飲んでも効果が薄い
・再発を繰り返す
といった慢性症状に悩んでいる方が増えています
🔶当院での分子栄養学(オーソモレキュラー療法)の取り組み
美馬内科クリニックでは、消化器内科・一般内科としての視点に加え、栄養分子療法の考え方を取り入れた診察も行っています。
問診や検査データを通じて、一人ひとりの体の状態にあった治療・栄養アプローチをご提案します‼
「とりあえずの薬」ではなく、根本から体調を整える治療を目指したい方におすすめです‼
🔶最後に
体は食べたものからできています
栄養を正しく摂ることで、体の内面から少しずつ「本来の元気」を取り戻すことができます
「この不調、栄養が関係しているかも?)と思われた方は、ぜひお気軽にご相談ください
。。。次回は美馬内科クリニックでの分子栄養療法の流れについてお話します。。。
腸内フローラとは?🌸
腸は「第二の脳」とも呼ばれる大切な臓器です!
腸内フローラを意識した生活で体の内面から健康になりましょう
さて、腸内フローラとは❓
【腸内フローラとは】
腸内細菌叢とも呼ばれていて、腸の中に住んでいる100兆個以上の細菌達の集合体のことです
その様子がまるで「お花畑(フローラ)」のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれてます
腸内には大きく分けて以下の3種類の菌が存在します
*善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌など):体に良い働きをする菌
*悪玉菌(ウエルシュ菌・大腸菌など):体に悪影響を及ぼすことがある菌
*日和見菌 :善玉・悪玉のどちらか優性な方に見方する中立の菌
【腸内フローラと健康の関係】
腸内環境が乱れると腸の不調だけでなく全身の不調につながることがわかっています
うつ、アトピー皮膚炎のかたのに便秘が多いのもそのゆえんです
*便秘・下痢などの消化器症状
*免疫力の低下・アレルギー体質
*肌トラブル(肌あれ・アトピーなど)
*肥満や糖尿病、生活習慣病
*精神的不安定(脳腸相関)
【腸内フローラを整える方法】
1:発酵食品を取り入れる
2:食物繊維をしっかり摂る
3:ストレスをためすぎない・睡眠を大切にする
4:抗生物質の乱用をさける
美馬内科クリニックでは、腸内環境の改善や便通の悩み(便秘外来)に対して、
消化器専門医による丁寧な診察とアドバイスを行っています
【腸内フローラ検査も対応しています】
「自分の腸内環境を知りたい」「便秘や下痢を繰り返している」「健康診断ではわからない体調不良が続いている」
そんな方にこそ ”腸内フローラ検査” がおすすめです!
腸内フローラ検査(マイキンソープロ)バージョンアップのご案内
~おなかの不調や体調不良、腸内細菌が関係しているかもしれません~
腸の中には数百種類、数兆個の腸内細菌がすんでいます。
〈検査内容〉 大腸内に生息している細菌の種類や割合、腸内環境がわかる。
〈結果〉 自分の体調と照らし合わせて、腸内フローラバランスを把握して改善策をアドバイス
〈検査の流れ〉一度だけ来院していただき、問診説明、検査キットのお渡し、検査結果はご自分のスマホアプリですべてわかります
〈費用〉 自費。専門医院専売のマイキンソープロ検査キット19800円
一回だけの来院で、ご自分のスマホアプリですべてわかるようになりました
- もちろん、不明なこと・不安なことは、当院にご相談ください!
徳島で腸内フローラ検査受けれます!
カズレーザーと学ぶ。という番組で便秘や腸内細菌について取り上げられ話題に!
番組でも行われていた腸内フローラ検査は当院でも受けられます!
検便をしてポストに投函するだけの簡単検査✨
さらに当院には管理栄養士が2名在籍しているため、
検査結果を元にそれぞれの腸内環境に合ったお食事のご提案をさせていただきます☺
また医療機関専売品のサプリメントの取り扱いもあるため、
食事内容に自信がない方も、腸に必要なビタミンB1をはじめ
おすすめの栄養素やサプリメントをご紹介いたします💊
気になった方は是非一度当院へご来院下さい!
午後の診療受付時間 変更のお知らせ
午後の診察受付時間が17:30までに変更となりました。
17:30以降に予約なしでご来院された場合は後日のご予約をお取りします。
ご予約の方の遅刻や、予約されていない方が電話で来院の旨をお伝え頂いた場合でも
18:00にはクリニックを閉めさせて頂きますのであらかじめご了承ください。
~診療時間~
【午前診療】9:00~11:30 (受付▶11:00まで)
【午後診療】15:00~18:00(受付▶17:30まで)
【休診日】水曜、日曜、祝日(その他休診日はHPやLINEにてご案内)
発熱外来の予約について
発熱の有無に関わらず、喉の痛みや鼻水、咳などのお風邪症状がある方は
診察場所を分けさせていただいております。
診察場所確保のため受診の際は、徳島市のホームページにも記載がある通り
必ず事前にお電話をお願いします。
WEB問診にご回答いただいても来院予約にはなりません。 「WEB予約」から別途お取りください。
また、お子様用の薬がないため、小学生以下のお子様は小児科の受診をお願いします。
ご来院されても診察はできません。
ご理解とご協力をお願いいたします。
土曜日の内視鏡検査、午後の診察について
2022年5月より、開始しておりました
専門医による土曜日の内視鏡検査ですが、
ご好評につき、毎週土曜日を担当していただく運びとなりました。
また午後4時以降の診察も担当されます。
専門医による検査をご希望の方は、是非この機会に
ご予約をいただけますようご案内申し上げます。
ビタミンCの歴史
ビタミンCの歴史について触れてみたいと思います。
ビタミンCの発見は、16-18世紀の大航海時代において、大勢の船乗りたちに発症した、壊血病(ビタミンCの欠乏により、易疲労感、けん怠感、歯肉の腫れと出血、関節痛、創傷治癒の遅延、毛髪異常などの症状が見られ、重症の場合は死に至る)と関連があります。この時代の船には冷蔵庫などの設備はなく、新鮮な野菜や果物を長期に保存しておくことができませんでした。
1600年代に、英国東インド会社の医務長官、ジョン・ウッドールは、医学的裏付けはありませんでしたが、壊血病の発症予防目的でレモン、オレンジ、ライムなどの柑橘類の摂取を奨励しました。以来、英国海軍では、ラム酒にライムを入れて飲むようになり、壊血病の発症予防や改善に効果をあげています。
このことを受けて、1747年に英国海軍医師のジェームズ・リンドは、柑橘類の壊血病に対する効果を明らかにするための臨床試験を行いました。壊血病の水夫12名を2名ずつの6グループに分け、それぞれのグループに異なる種類の食事を与えたところ、オレンジやレモンなどの柑橘類を与えられたグループの壊血病患者の症状はほぼ完治しました。でも、この時点では、壊血病の発症を抑える成分の特定には至っていませんでした。
1919年になって、生化学者のジャック・ドラモンドにより、オレンジ果汁に含まれる壊血病予防因子が特定され、「水溶性因子C」と名付けられました。翌年1920年になってから「水溶性因子C」は、われわれの知るところの「ビタミンC」と呼ばれるようになりました。1933年にはウォルター・ハースによりビタミンCの構造式が明らかにされ、「アスコルビン酸」と命名されました。
余談ですが、2006年以降に先進国で報告された壊血病患者は、日本人も含めて20名以上になります。
ビタミンCについて
2023年3月3日より、高濃度ビタミンCの点滴をはじめます。
今回からビタミンCについてご紹介いたします。
ビタミンCについては、よくご存じと思います。
では、ビタミンCってどのような効果があるのか、すぐにその効果をいくつか挙げるのは少々難しいのではないかと思います。
そもそもビタミンとは、私たち自身が体内で作ることができない、もしくは、ほとんど作ることができない物質で、からだの機能を調節したり、からだの中で発生する、いろいろな化学反応を助ける働きがあります。
ビタミンCの効果は、以下の通りです。
1.抗酸化作用
脂質中のフリーラジカルを消失させるために必要なビタミンEの再生に関わることで、脂質の連鎖的酸化を阻止します。
また、スーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、過酸化水素など、細胞を攻撃する活性酸素を消去することで体の酸化を防ぎます。
2.抗動脈硬化作用
動脈硬化の発症や進行には活性酸素の関わりが大きいとされています。
ビタミンCの抗酸化作用により、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化を防ぐことで動脈硬化を予防します。
3.コラーゲンの生成(美肌効果)
コラーゲンは、皮膚・血管・じん帯・腱・軟骨などを構成する繊維状のタンパク質で、体内での生成にはビタミンC、ビタミンA、鉄などが関与しています。
このため、ビタミンCが不足すると疲れやすい、シワができやすい、傷が治りにくい、毛細血管がやぶれやすい、などの症状が見られます。
4.免疫力の向上
ウイルスや細菌などの病原体を排除するために働く白血球の機能を強化します。
米国家庭医学会(AAFP)の2012年のガイドラインでは、ビタミンCの摂取が小児の風邪予防に効果ありと発表しており、そのほかの研究でも風邪症状の罹病期間を短縮したとするものもあります。
5.鉄の吸収の促進
消化管の中で植物性の食品に含まれる3価の鉄イオンを2価のものに変換して吸収を促します。
6.シトクロムP450の活性化
シトクロムP450は肝臓において解毒を担う酵素として知られており、その他にはコレステロールの合成に関わっています。
ビタミンCはその働きを活性化すると言われています。
上記の効果を背景として、
疲労回復効果
動脈硬化の予防
美肌効果
抗酸化作用(アンチエイジング)
抗ストレス
免疫力の向上
歯周病の予防・改善
がん予防
などの効果が期待されます。
次回はビタミンCの歴史についてです。
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