こんなことでお困りではないですか?
- 周囲の人からいびきや無呼吸を指摘される
- 夜間睡眠中によく目が覚める
- 日中に頭痛や体のだるさを感じる
- 仕事中も集中力が続かずミスが多い
- 運転中に眠気を感じる
- いつも体のだるさを感じる
上記の状態でお困りの方は、睡眠時無呼吸症候群である恐れがあります。
適切な検査をして治療を受けることで症状の改善が期待できます。
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome;頭文字をとって、「SAS」と呼びます)とは、睡眠中に呼吸が止まることで、さまざまなトラブルを起こす病気です。
睡眠中のことなので、ご自身では気づかずに過ごしていることが多く、日本人の潜在的な患者数は約940万人以上とも推計されています( Benjafield AV, et al: Lancet Respir Med 2019; 7(8): 687-698)。
医学的には、一晩7時間の睡眠中に30回以上の無呼吸があるか、もしくは1時間に5回以上の無呼吸があることと定義されています(睡眠時無呼吸症候群のガイドライン)。
睡眠時の無呼吸により眠りの質が悪くなって、日中の眠気やだるさなどから、集中力の低下、仕事や勉学の成績の低下、眠気による運転中の交通事故など、生活の質を低下させることもあります。
また、無呼吸による血中酸素濃度の低下は、脳、心臓、血管への負担となり、脳血管障害、狭心症や心筋梗塞等の心臓病などになる危険性を高め、突然死にいたるケースも報告されているほか、糖尿病や高血圧症などの持病にも悪影響を及ぼすとされています。
睡眠時無呼吸症候群の原因
睡眠時無呼吸症候群の原因には以下のものが挙げられます。
- 閉塞型:空気の通り道である上気道の狭窄(狭くなること)により呼吸が止まるタイプです。
SAS患者さんのほとんど(9割程度)がこのタイプと言われています。首や喉まわりに脂肪がつくことや扁桃の肥大、舌根や口蓋垂(のどちんこ)による気道の狭窄が原因とされています。 - 中枢型:呼吸中枢の異常によって呼吸が止まるタイプです。

検査
ご家族・周囲の方からいびきや居眠り、無呼吸を指摘されたら、睡眠時無呼吸症候群ではないかと疑ってみてください。
診断をするための検査についてご説明いたします。まずはご自宅でできる簡易検査からはじめて、必要に応じて精密検査に進みます。
1. 簡易検査
ご自宅で普段と同じように眠りながらできる検査です。簡易型アプノモニターという装置で行うものです。指と鼻の下にセンサーを装着して、血中酸素濃度や呼吸の状態を調べます。装置はご自宅への貸し出し(ご自宅にお届けされます)ができるため、お忙しい方にも比較的簡単に検査を受けていただけます。
2. 精密検査
専門の医療機関に1泊入院をして行います。終夜睡眠ポリグラフ検査という、睡眠と呼吸の質を詳しく調べる方法です。気道の気流の状態、血中酸素飽和度、換気運動の状態、筋電図、眼電図、脳波、心電図など複数の項目を調べます。多くのセンサーを装着しますが、苦痛をともなう検査ではありませんのでご安心ください。
簡易検査および精密検査の結果から無呼吸低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index;AHI、1時間当たりの無呼吸と低呼吸をあわせた回数)を算出して5以上で、かつ自覚症状がある場合に睡眠時無呼吸症候群と診断します。また、得られたAHIの値により重症度分類を行って治療を行います。
治療
最初に取り組んでいただくことは、睡眠や食事などの生活習慣の改善です。肥満があればダイエット、飲酒の習慣に対しては飲酒量を減らす、もしくは禁酒、睡眠薬の使用があれば減薬もしくは中止を試みます。
検査の結果、条件が合えば経鼻的持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressure; CPAP)が選択されることが一般的です。
CPAP療法の仕組みとしては、眠っている間の無呼吸の原因となる気道の狭窄に対して、装着したマスクから空気を送り続けることで狭窄の改善を図るものです。
お問い合わせ
いびきや無呼吸を指摘される、日中の眠気やだるさ、頭痛などの症状があるなど、当てはまるのもがあれば睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群では、脳血管障害、狭心症、心筋梗塞などを発症する危険性が健康な人の約3~4倍に高くなるとされています。また、突然死につながる危険性も指摘されています。
CPAP療法を受けることで、健康な人と同じレベルにまで死亡率を下げることもわかっています。当院ではCPAP治療に対応していますのでお気軽にご相談ください。















